副乳とは?
副乳とは、脇の下や胸の外側にできる余分な乳腺や脂肪のふくらみです。
- ブラからはみ出す脇肉の正体が副乳だった、という方も多いです
- 脂肪だけでなく、乳腺が混じっている場合もあります
- 見た目だけでなく、生理時に腫れる、痛むことも
豊胸後に副乳が目立つ理由
バストのボリュームを増やすと、胸の外側も強調されるため、副乳がより目立つように感じることがあります。
「胸は大きくなったけど脇が気になる」「Tシャツや水着で脇が不自然にふくらむ」という相談は少なくありません。
豊胸と同時に副乳を取るメリット
- 仕上がりが美しい:バストから脇まで滑らかなラインに
- 1回の麻酔で済む:身体への負担が少ない
- ダウンタイムが1回で終了:内出血・腫れもまとめて回復
- 脂肪豊胸の場合は再利用可能:取った副乳の脂肪を胸へ注入できる
手術方法
- 脂肪吸引:脂肪成分が多い副乳なら、細いカニューレで吸引
- 切除:乳腺成分が多い副乳は切開で除去
- 必要に応じて吸引+切除を組み合わせ、左右差が出ないようデザイン
ダウンタイムと注意点
- 脇に1〜2cmの小さな傷、内出血は1〜2週間で改善
- 一時的に腕が上げづらいことがある
- 腫れやしこりは数週間かけて自然に落ち着く
Q&A
Q:豊胸と副乳手術は同時にできますか?
A:はい。むしろ同時に行うことで、最終的なシルエットが美しくなります。
Q:副乳は放置しても大丈夫?
A:健康上の問題は少ないですが、見た目や下着のフィット感が気になる場合は手術がおすすめです。
Q:脂肪豊胸で副乳の脂肪を使えますか?
A:はい、吸引した脂肪を胸に注入することでより自然な仕上がりになります。ただ、副乳単独では脂肪豊胸に必要な脂肪量には足りません。
Q:ダウンタイムは長くなりますか?
A:腫れ・内出血は脇にも出ますが、全体の回復期間はほとんど変わりません。
参考文献
- Munhoz, A. M., et al. “Surgical management of accessory breast tissue: A comprehensive review.” Journal of Plastic, Reconstructive & Aesthetic Surgery 69.4 (2016): 437–447.
- Chang, E., et al. “Accessory breast tissue in the axilla: Clinical presentation and surgical treatment.” Aesthetic Plastic Surgery 40.2 (2016): 328–336.
- Delay, E., et al. “Fat injection to the breast: Technique, results, and indications based on 880 procedures over 10 years.” Aesthetic Surgery Journal 29.5 (2009): 360–376.
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