「豊胸したいけど、どの方法を選べばいいかわからない…」
そんな方のために、この記事では豊胸の代表的な3種類(脂肪注入・シリコンバッグ・ハイブリッド)を比較し、それぞれのメリット・デメリットや向いている人をわかりやすく解説します。
自然に仕上げたい方も、しっかりボリュームを出したい方も、この記事で自分に合った方法を見つけましょう。
豊胸の種類は3つ
豊胸手術は大きく分けて、脂肪注入豊胸・シリコンバッグ豊胸・ハイブリッド豊胸の3種類があります。
脂肪注入豊胸
脂肪注入豊胸とは
太ももや二の腕などから脂肪を吸引し、胸に注入してボリュームアップする方法です。
脂肪注入豊胸のメリット
• 自分の脂肪を使うため、アレルギーや拒絶反応がない
• とても自然な柔らかさと形に仕上がる
• 同時にボディラインを整えられる(脚痩せや二の腕痩せも叶う)
• 臨床研究では、脂肪注入豊胸の満足度は非常に高く、形やサイズ調整のしやすさ、自然な触感が評価されている(Davis et al., 2020)
• 5年以上の追跡で、合併症率が低く持続的な結果が得られたと報告される手技もある(BEAULI法, 2019)
脂肪豊胸のデメリット
• 吸引できる脂肪が必要(痩せすぎの方は難しい)
• 一度に入れられる量が限られる(1〜1.5カップ程度が多い)
• 生着率に個人差がある(約50〜70%)

シリコンバッグ豊胸
シリコンバッグ豊胸とは
胸の下にシリコン製のバッグを挿入し、希望のサイズにボリュームアップする方法です。
シリコンバッグ豊胸のメリット
• 痩せ型の方でも希望の大きさにできる
• サイズが安定していてしぼまない
• 手術時間が短く、ダウンタイムも比較的軽い
• シリコンインプラントの10年追跡試験では、安全性が良好で形の安定性も高いことが確認されている(Core Clinical Study, 2020)
シリコンバッグ豊胸のデメリット
• 脇や乳房下縁に小さな傷が残るが、時間とともに目立たなくなる
• まれにカプセル拘縮(硬くなる)が起きる
• 脂肪注入よりはややしっかりとした触感になる

ハイブリッド豊胸
ハイブリッド豊胸とは
シリコンバッグと脂肪注入を組み合わせた方法です。
ハイブリッド豊胸のメリット
• バッグの輪郭が出にくく、より自然な見た目になる
• 少ない脂肪量でもナチュラルな仕上がりが可能
• ボリュームと柔らかさを両立できる
ハイブリッド豊胸のデメリット
• 2つの手術を組み合わせるため費用が高め
• 手術時間・ダウンタイムが少し長くなる

種類別比較表

どれを選べばいい?タイプ別おすすめ
• 自然に仕上げたい人 → 脂肪注入
• しっかり大きくしたい人 → バッグ
• 自然さとボリュームどちらも欲しい人 → ハイブリッド
豊胸の費用とダウンタイム
• 脂肪注入:880,000円、ダウンタイム約2週間
• バッグ:1,100,000円、ダウンタイム約1週間
• ハイブリッド:1,650,000円、ダウンタイム約2週間
豊胸で失敗しないためのポイント
• 希望サイズと体型のバランスをカウンセリングで確認する
• 経験豊富な医師を選ぶ
• ダウンタイムや将来のメンテナンスも考慮して決める
よくある質問(FAQ)
Q. 豊胸すると授乳に影響はありますか?
A. 基本的に授乳可能です。
Q. 痛みはどのくらいですか?
A. 脂肪吸引部位の筋肉痛のような痛みがありますが、痛み止めでコントロール可能です。
「あなたに合った豊胸方法を一緒に選びましょう」
参考文献
- Davis MJ, et al. Application of Fat Grafting in Cosmetic Breast Surgery, Plast Reconstr Surg Glob Open. 2020.
- Körner A, et al. Long-Term Clinical Results of BEAULI™ Method, Plast Reconstr Surg Glob Open. 2019.
- Maxwell GP, et al. Ten-Year Core Clinical Study Results on MemoryGel Silicone Gel Breast Implants, Aesthetic Surg J. 2020.
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