糸リフト

1. 全顔のバランスを分析した「リフトデザイン」

フェイスラインや頬部のみを部分的に引き上げるのではなく、側頭部・頬・下顎・顎下・首といった広範囲を連動させたリフト設計を行います。

眼窩縁や靭帯構造を踏まえた「引くべきポイント」と「固定すべきポイント」を見極め、表情筋の動きを阻害せずに自然な若返りを実現します。

 

2. 組織との相性を考慮した糸の選定と挿入角度

使用するスレッドは、PDOやPLLA、PCLなど、吸収速度やリフト力の異なる素材を個別に選定。

皮膚の厚さや脂肪のボリューム、靭帯の強度を評価し、挿入角度や層（SMAS上 or 皮下）を精密に調整。

過度な牽引による凹みや引きつれを防ぎ、柔らかな表情を保ったまま立体的なリフトアップが可能です。

 

3. 左右差・骨格差への細やかな調整

糸リフトは、1本単位で効果が変化するほど繊細な施術です。

当院では、笑顔や会話時の筋肉の動き、骨格の非対称性を事前に分析し、左右の糸本数・挿入位置を調整します。

これにより、“引き上げた感”のない自然で均整の取れた輪郭形成が可能になります。

 

4. コラーゲン増生を促す「長期的な肌質改善」

糸の素材は体内に吸収される過程で線維芽細胞を刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。

リフトアップと同時に、毛穴の引き締まりや肌のハリ感改善、小ジワ予防効果も得られるため、肌質改善を目的としたエイジングケアとしても優れています。

 

5. “過剰にならない美しさ”を追求

「頬がこけたように見える」「引きつれて不自然」そんな“やりすぎ感”のある変化は、当院では目指しません。

“5歳若返ったような印象”を目指し、表情と調和するナチュラルな引き上がりにこだわります。

 

6. 糸リフト単体にこだわらない「総合的な提案力」

たるみの原因は、皮膚のゆるみだけでなく、脂肪の下垂・ボリュームロス・骨格の変化など複合的です。

そのため当院では、下記のような施術との組み合わせを、状態に応じてご提案いたします。

• 顔の脂肪吸引（頬・顎下）：過剰な脂肪を除去し、土台をスリムに

• ヒアルロン酸注入：こめかみやゴルゴラインを補い、支えを強化

• バッカルファット／ジョールファット除去：中顔面・下顔面のたるみを根本から改善

必要な方に、必要なだけ。“最適なアプローチ”を中立的にご提案します。

Q. 糸リフトの持続期間は？

A. 使用する糸により異なりますが、6ヶ月～18ヶ月程度が目安です。

また、糸挿入によって生成されたコラーゲン効果は、それ以上に持続することもあります。

 

Q. 引きつれや違和感はありますか？

A. 当院では、皮膚の可動性と表情筋の動きを考慮して挿入角度・層を設計しているため、違和感の出にくい自然な仕上がりを目指しています。

 

Q. 他の施術と併用できますか？

A. はい。脂肪吸引・バッカル・ヒアルロン酸・ボトックスなどとの組み合わせも可能です。トータルでの若返り設計をご提案します。