〜MiniFX・Forma・Morpheus8の違い〜
「切らずにリフトアップしたい」「ダウンタイムを抑えながらたるみと脂肪を同時にケアしたい」
そんな方に人気なのがインモード(InMode)です。
美容外科の現場でも、従来のHIFUやサーマクールでは届きにくい脂肪層までアプローチできる点が注目されています。
さらに、ここでは、インモードの仕組みと効果、各アプリケーターの特徴をわかりやすく解説します。
インモードとは?
まずは、インモードがどんな治療か見ていきましょう。
インモードは、イスラエル発の医療用高周波(RF)マシン。
肌の表面だけでなく脂肪層にもしっかりアプローチできるのが特長です。そのため、年齢によるたるみだけでなく、顔まわりのボリュームが気になる方にも効果的です。
治療中は温かさを感じる程度で痛みはほとんどなく、施術後すぐにメイクや外出が可能です。
まずは、インモードの基本的な仕組みから見ていきましょう。
インモードは、RF(高周波)エネルギーを皮膚や脂肪層に届けることで、熱による「引き締め」と「脂肪減少」を同時に行う複合治療です。
RFによって皮下温度を40〜43℃まで加熱すると、コラーゲン繊維が収縮し、同時に線維芽細胞が刺激されて新しいコラーゲンが生成されます。
さらに、脂肪細胞はアポトーシス(自然死)を起こし、時間をかけて体外へ排出されます。そのため、フェイスラインや二重あごがすっきりしていきます。
- 切らずにフェイスラインを整えたい人におすすめ
- たるみと脂肪が同時に気になる人に向いている
- ダウンタイム少なめで、翌日からメイクや外出OK
RF治療は皮膚のタイトニングと脂肪減少に有効で安全とする臨床研究が報告されています1。
インモードにはMiniFX、Forma、Morpheus8など複数の種類があり、それぞれ狙える層や効果が異なります。
▶ 3種類の詳しい違いはこちら → モフィウス8・フォーマ・ミニFXの違いを比較
RF×吸引「MiniFX」
次に、MiniFXについて見ていきましょう。
MiniFXは、RFと吸引を組み合わせて皮下脂肪に直接熱を届けるアプリケーターです。
- 局所的な脂肪を溶かす(アポトーシス誘導)
- コラーゲンを再構築して皮膚を引き締める
- 特に二重あご・フェイスラインのもたつき・ほほ外側の脂肪に効果的
1回でも変化が分かりやすく、顔まわりのシャープさが出やすい施術です。
▶miniFXについてもっと詳しく知る → miniFXで切らない脂肪吸引
RF×深部加熱「Forma」
続いて、Formaは、肌の表面〜真皮層をじんわり温めるRF加熱でコラーゲン生成を促します。
- 痛みはほぼなく、心地よい温かさ
- 肌質改善・ハリ感アップ
- たるみ予防・早めのアンチエイジングに最適
HIFUに比べてマイルドな刺激なので、定期的なメンテナンスケアにぴったりです。
▶Formaについてもっと詳しく知る → Formaで切らないリフトアップ
RF×マイクロニードル「Morpheus8」
最後に、RF×マイクロニードル「Morpheus8」について解説します。
Morpheus8は、極細針で皮膚〜脂肪層にRFを流すマイクロニードルRFです。
- 真皮〜脂肪層のコラーゲンを再構築
- 毛穴・ニキビ跡・小じわの改善にも有効
- 皮膚表面の引き締め+ボリューム減少が可能
複数の研究でも、マイクロニードルRFが皮膚の引き締めや質感改善に有効と報告されています2。
インモードの効果
- フェイスラインの引き締め
- 二重あご・ほほ外側の脂肪減少
- 肌のハリ・弾力アップ
- 小じわ・毛穴の改善
- たるみ予防
1回で変化を実感できる方も多く、3〜4回のコースでより長期的なリフトアップ効果が期待できます。
▶ 回数や施術間隔の詳しい解説はこちら → インモード・モフィウス8の効果を最大化する施術間隔と回数
メリットとデメリット
メリット
- 切らずにフェイスラインが整う
- 脂肪減少+肌引き締めを同時に叶える
- ダウンタイムが短く、翌日からメイク可能
- 痛みが少なく通院しやすい
デメリット
- 1回で満足できない場合は複数回必要
- 効果の出方に個人差がある
- 妊娠中や体内金属がある方は施術できない場合あり
こんな方におすすめ
- 最近、顔が丸く見えて写真写りが気になる
- ダイエットしても顔だけ痩せにくい
- 病院での外科手術は避けたいけど、確実に引き締めたい
- 子育てや仕事で長いダウンタイムが取れない
- 痛みや腫れが少ない施術を探している
当院のこだわり
- 温度センサーで皮下温度をモニタリングし、効果が出るギリギリまで安全に加熱
- 部位ごとに出力・吸引設定をカスタム
- 院長が全例、左右差や骨格に合わせてデザイン

インモード施術の流れ
まず、カウンセリングで顔全体のたるみや脂肪の状態を診察し、適切なアプリケーターと出力設定を決定します。
次に、施術前にメイクを落とし、施術部位を清潔にします。
施術中は温かさを感じる程度で、強い痛みはほとんどありません。必要に応じて麻酔クリームや笑気麻酔も使用できます。
照射後は軽い赤みが出ますが、そのため、ミニFX、フォーマは当日中にメイクや外出が可能です。また、モフィウス8は翌日からメイク可能です。施術時間は顔全体で20〜45分程度です。
治療プランの例
- MiniFX+Formaを2週間おきに3〜5回
- Morpheus8を1か月おきに3回
- メンテナンスとしてFormaを月1回続けると、効果が持続しやすくなります。
このように、目的やライフスタイルに合わせてプランを組むことで、自然で長期的なリフトアップが可能です。
アフターケアと注意点
施術当日は長時間の入浴や激しい運動を避け、肌をやさしく保湿してください。
また、水分をしっかり摂ることで代謝が促進され、脂肪の排出がスムーズになります。
日焼け止めを使用して紫外線対策を行うと、コラーゲンの再生が妨げられず効果が長持ちします。
定期的に受けることで、フェイスラインの引き締まりや肌のハリ感がより長期的に維持できます。
よくある質問
Q. 痛みはどのくらいですか?
A. Formaはほぼ痛みがなく、MiniFX・Morpheus8はチクッとする程度です。必要に応じて麻酔クリーム・笑気麻酔・静脈麻酔が選べます。
Q. メイクはいつからできますか?
A. 施術直後から可能です。赤みが残る場合は翌日からがおすすめです。
Q. どれくらいで効果がわかりますか?
A. MiniFXは1回でもフェイスラインがすっきり、Morpheus8は1〜2か月後に肌質改善を実感される方が多いです。
まとめ
まとめると、インモードには以下の効果が期待できます。
- インモードはRF×吸引・RF×マイクロニードルで脂肪とたるみを同時ケア
- MiniFX・Forma・Morpheus8を組み合わせることで、自然な小顔効果とハリ感が実現
- ダウンタイムが少なく、日常生活に支障なく続けられるのが魅力
参考文献
- Alexiades M, et al. Single Treatment Protocol With Microneedle Fractional Radiofrequency for Treatment of Body Skin Laxity and Localized Adipose Excess. Lasers Surg Med. 2021. PubMedリンク ↩
- Seo KY, et al. Skin rejuvenation by microneedle fractional RF treatment in Asian skin; clinical and histological analysis. Lasers Surg Med. 2012. PubMedリンク ↩
もっと詳しく知りたい方はこちら
基本を知る
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