ヒアルロン酸は体内にもともと存在する保湿成分で、皮膚や粘膜に弾力やボリュームを与える働きを担っています。美容医療では、特定の部位に注入することで、しわの改善、輪郭形成、ボリュームアップ、肌の若返りなどを目的とした治療に使われています。
当院では、医師が解剖学的構造と自然な仕上がりを重視しながら、部位ごとの皮膚の厚さ・骨格・筋肉の動きまで考慮して注入設計を行っています。
ヒアルロン酸は体内にもともと存在する保湿成分で、皮膚や粘膜に弾力やボリュームを与える働きを担っています。美容医療では、特定の部位に注入することで、しわの改善、輪郭形成、ボリュームアップ、肌の若返りなどを目的とした治療に使われています。
当院では、医師が解剖学的構造と自然な仕上がりを重視しながら、部位ごとの皮膚の厚さ・骨格・筋肉の動きまで考慮して注入設計を行っています。
繊細なコントロールで、自然かつ美しい仕上がりへ
ヒアルロン酸注入は、単に「量を入れる」だけの治療ではありません。注入圧、針の角度、注入速度、深さ、注入位置の選定など、あらゆる要素が仕上がりを大きく左右します。
当院では、以下のような技術的配慮を重ねることで、自然で立体的な仕上がりを実現しています。
1. 注入圧の微調整で凹凸を防止
わずかな圧力の変化がしこりや不自然なふくらみの原因となることもあります。経験豊富な医師が、皮膚の反応を見ながら注入圧を細かく調整し、滑らかな仕上がりをコントロールします。
2. 表情筋の動きを考慮した設計
顔には日常的に多くの表情筋が働いています。ヒアルロン酸を動きの多い部位に過剰注入すると、笑顔や会話時の不自然さにつながるリスクも。当院では、表情筋の動き・圧力のかかりやすさを考慮した設計を行い、動きに馴染む自然な表情を保ちます。
3. 左右差を細かく調整
顔の左右差はほとんどの方に存在しますが、不自然な左右差は仕上がりに違和感を与える要因に。注入前に骨格・脂肪・皮膚の厚み・くぼみ方を細かく診断し、0.1cc単位で量や位置を調整します。
4. 多層的アプローチによる立体形成
単一方向・単一層に注入するのではなく、必要に応じて複数の方向・角度から分散させて注入。これにより、ヒアルロン酸が一点に溜まらず、自然な丸みとつながりのあるボリューム形成が可能になります。
5. 動的美と静的美の両立
「静止しているときの美しさ(静的美)」と「話したり笑ったときの印象(動的美)」は異なります。当院では、注入中に表情を確認することもあり、静的にも動的にも自然な顔立ちを目指して設計しています。
6. デザインに沿った“注入しない選択”も大切に
「入れることでかえって重く見える」「陰影が強調されて老けて見える」といった部位には、あえて注入を避ける判断をすることもあります。**「どこに入れるか」だけでなく「どこに入れないか」**を見極めることも、医師の技術の一部です。
このような繊細な設計と技術的配慮により、自然で上品な仕上がりと、持続性・満足度の高い注入治療を提供しています。
痛みのコントロール – 不安なく受けられるように
ヒアルロン酸注入は比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、「注射=痛そう」というイメージから、施術に不安を感じる方も少なくありません。当院では、施術前から施術中、術後まで痛みやストレスを最小限に抑えるための対策を徹底しています。
1. 麻酔の選択肢を複数ご用意
施術部位や痛みへの感受性に合わせて、以下の麻酔方法から最適なものを選択いただけます:
• ブロック麻酔:神経に働きかけ、局所的にしっかりと痛みを抑える方法
• 静脈麻酔:意識を軽く落としてリラックスした状態で施術可能(ご希望に応じて)
2. 使用する針・カニューレの工夫
• 必要に応じて極細の針や**鈍針(マイクロカニューレ)**を使用し、痛みや内出血のリスクを最小限に。
• 血管や神経を避ける技術により、注入中の違和感やチクチク感を抑えます。
3. 医師による丁寧なスピードコントロール
• 急激な圧をかけると痛みを感じやすくなるため、注入スピードを部位ごとに繊細に調整。
• 肌の反応を見ながら進めることで、違和感や圧痛が出にくいよう配慮しています。
4. 施術中も安心していただける声かけとモニタリング
• 常にお声がけを行い、痛みや不安があればその場で対応。
• 緊張や不快感を感じやすい方には、深呼吸や姿勢調整などもサポートします。
5. 術後の不快感を最小限に抑えるケア
• 注入後に冷却・鎮静処置を行い、腫れや刺激感を抑えます。
• 術後の過ごし方や痛み止めの使い方も丁寧にご説明し、自宅での不安を軽減します。
額:丸み・立体感の形成、しわ改善
こめかみ:こけの改善、女性らしい輪郭
鼻:高さ・ラインの形成
涙袋:目元の若々しさと立体感
法令線:しわの改善、口元の若返り
貴族(ミッドチーク):ほうれい線の影を間接的に浅く
マリオネットライン:下顔面の印象改善
顎:シャープなEライン形成
Q. 注入後すぐにメイクはできますか?
A. はい、施術直後からメイク可能です。注入部位は軽くタッチする程度にとどめてください。
Q. ダウンタイムはありますか?
A. 針穴や内出血が出ることがありますが、多くは数日で落ち着きます。
Q. どのくらい持続しますか?
A. 製剤の種類や部位にもよりますが、6ヶ月~1年程度が目安です。定期的なメンテナンスで自然な状態を保てます。
Q. 不自然になったり、膨らみすぎたりしませんか?
A. 当院では自然な仕上がりを重視し、注入量と位置を細かく調整します。必要に応じて溶解注射での対応も可能です。
※使用量・部位により必要な本数は診察時にご案内いたします。