ヒアルロン酸注入のリスクと副作用|安全に受けるための完全ガイド

ヒアルロン酸注入は、メスを使わず短時間で自然な若返りができる人気施術です。しかし、安全に受けるためにはリスクや副作用を正しく理解することが大切です。ここでは、経験豊富な医師が注意点と予防法をわかりやすく解説します。


主な副作用と頻度

  • 腫れ・赤み・むくみ
    多くの場合は数日で改善します。冷却や安静で軽減可能です。
  • 内出血(青あざ)
    注射針が毛細血管に当たることで起こります。1〜2週間で自然吸収されます。
  • しこり・凹凸感
    注入量や部位によって起こることがあります。軽度ならマッサージや経過観察で改善します。

重篤な合併症と予防策

  • 血管塞栓(血流障害)
    ヒアルロン酸が血管に入ると皮膚壊死や失明のリスクがあります。
    • 予防策:カニューレ使用・吸引確認・低圧注入など安全な手技
    • 万一の対応:ヒアルロニダーゼを常備し、迅速に投与
  • 感染症
    清潔な環境と滅菌器具が重要。発赤や痛みが強い場合は早期に抗菌薬投与を行います。

リスクが高い部位と当院の対策

ヒアルロン酸注入は、部位によってリスクの高さが異なります。特に以下の部位は血管が集中しており、注意が必要です。

  • 鼻・眉間・額
    皮膚が薄く、血管塞栓のリスクが高い部位。
    当院の対策:解剖学的に安全な層を選び、少量ずつ低圧で注入。必要に応じてカニューレを使用し、血流を確認しながら施術します。
  • 涙袋・目の下
    皮膚が非常に薄いため、しこりや青み(チンダル現象)が起こりやすい部位。
    当院の対策:柔らかい製剤を使用し、浅すぎない層に慎重に注入。量を細かく調整して自然な仕上がりを目指します。

  • 血管が豊富で腫れやすく、左右差が出やすい部位。
    当院の対策:局所麻酔で痛みを軽減し、血流を確認しながらゆっくり注入。左右差が出ないようデザインと注入量を調整します。
  • 法令線・マリオネットライン
    深い層への注入で血管圧迫のリスクがある部位。
    当院の対策:カニューレを使用し、安全な層を選択。血管走行を避けるように角度を工夫します。

安全なクリニックの選び方

  • 経験豊富な医師が施術するか(症例数や経歴の確認)
  • 使用するヒアルロン酸が厚労省承認または信頼できる海外製か
  • 緊急時にヒアルロニダーゼを使用できる体制があるか
  • カウンセリングでリスクやアフターケアの説明が十分か

当院のこだわり

RINGO CLINICでは、部位ごとに安全性と仕上がりを考慮し、必要な部位ではカニューレを使用して血管損傷リスクを減らしています。さらに、ヒアルロニダーゼを常備し、万一の際も即時対応可能です。
院長は3000症例以上のヒアルロン酸施術経験を持ち、アラガン社認定医として解剖学に基づいた安全な注入技術を行っています。


Q&Aセクション

Q1. 血管塞栓が心配です。防ぐ方法はありますか?
A. 血管の走行を理解している医師が低圧・少量ずつ注入することでリスクを大幅に減らせます。当院では必要な部位ではカニューレを使用し、安全確認を行います。

Q2. 内出血を減らす方法は?
A. 施術前後は飲酒や激しい運動を避けると、内出血や腫れのリスクが下がります。

Q3. 万一気になる形になった場合は?
A. ヒアルロニダーゼで溶かして元に戻すことができます。当院ではすぐに対応可能です。


参考文献